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星の王子さま展



名古屋三越に巡回してきた「星の王子さま展」に行ってまいりました。

あまり過度な期待をしないで行ったのですが、なかなかにすてきな展示でした。お話のエピソードに沿った逸話つきの展示と、サン・テグジュペリのへろへろタッチがすばらしいさまざまなデッサン(ディナーの自筆メニューが特にかわいかったです)、最近我が国で発見された「実業屋」の原画(上の画像)、初版本、トゥワレグ語版(サハラ砂漠のベルベル人の言語・究極シンプルな装丁がすてきでした)を含む各国版などがみられます。あと、没後30年記念ということで内藤濯にまつわるさまざまな展示があったのですが、一番印象に残ったのが、「星の王子パリ日記」として出版されていた留学時代のパリ日記の原本である、本物の手帳があったことです。てのひらにおさまるサイズの手帳に1日の行動がていねいに書かれていて、濯氏の人柄がしのばれるようでした。そのほか濯氏に仏文法を習っていた岸田今日子さんが俳優友達仲間で録音して80歳のお誕生日に贈ったというテープが披露されていて、岸田今日子さんが星の王子さま、小池朝雄さんが飛行士をやっています。岸田さんは「図々しい配役」と書いていましたが、こちらにしてみるとムーミン&コロンボかよ!という超豪華星の王子さまで、めちゃくちゃ全編を聞いてみたい、と思いました。

図録も保存版となりうるしっかりとした編集と美しい装丁で、見ると祖父江慎氏がアートディレクションしていていました。9月9日までの開催ですので、お近くでご覧になりたい方はお急ぎになった方がよいかと思います。

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星の王子さま展

中学生の頃に読んで深く感じた本、『星の王子さま』の展覧会が名古屋にもやってきています。 【星の王子さま展】 ■会場  三越名古屋栄店 ■会期  2007年8月29日(火)―9月9日(日) ずっと愛読書だったし、高校生のときに劇をやっていたのもあって、大

あんきに☆いこまい | 2007/09/05 9:42 AM